Preemptive Stri

2004年6月15日 音楽
DJシャドウのフルアルバム

本作は、メジャー・レーベルに移籍する前のDJシャドウの作品を1枚にまとめたコンパクトなコンピレーションだ。ブートレッグに手を出すなという意味でのリリースでもあり、新たなファンに今後の教訓を示したといえるだろう。結果は当然ながら雑多な内容となったわけだが、どのトラックも驚くべき才能の発展ぶりを示している。アルバム全体に共通するのは、ジャジーなビートとサイケデリックなループだ。DJシャドウことジョシュ・デイヴィスは、オールド・スクール・ファンク(「In/Flux」)から、1960年代スタイルの荒っぽいギターをフィーチャーしたお祭り騒ぎ(「High Noon」)まで、ありとあらゆる表現様式を駆使している。しかし本作中もっとも重要なのは、4部から成る「What Does Your Soul Look Like」だ。これは、おそらくサンプリングが全面展開する初のロック・オペラではないだろうか。不思議なサウンド、鋭い切れ味、さまざまな表情の変化に彩られた、実に才気あふれる曲である。ついでに言えば、批評家筋から絶賛されたアルバム『Endtroducing』のどのトラックよりも間違いなくすばらしい

DJシャドウがレイジのヴォーカルだったザックのアルバムの音作りに参加しているとのことで(古い情報だが・・・)大昔に買ったこのアルバムをまた聴き直してみた。正直、今聴くとキュアーの曲をサンプリングした「ハイヌーン」以外聴くべきところはあまり無い。あくまで個人的にだが

このアルバム以外は持っていないが、ソロ名義の新作もなかなか良いらしい。とりあえず、ザックのアルバムを楽しみに待っていようと思う

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