imagination

2004年6月15日 音楽
クラムボンの5thアルバム

音響、そしてリズム的にもかなりの実験作だった『id』を経て、2002〜2003年は彼らを含み、Polarisやハナレグミも活動をともにし、完成された作品。元来、ジャズ研っぽい演奏力はお墨付きの彼らだが、ここにきてメロディや歌詞の分かりやすさでポップを表現するでもなく、ぶっちゃけられたさまざまなイマジネーション(時に妄想)そのものがポップ=普遍的だと言わんばかりの充実した楽曲を多産している。ダルなジャズ的アンサンブルに乗せ独白する原田郁子の等身大の姿(「Y・S・G・R」)も新鮮。ジャズ、ソウル、バブルガム・ポップ、ネオアコ、AORなど、さまざまな音楽要素を掌中に収めた楽曲が並び、完成度の高い1枚に仕上がった

この作品がリリースされる前に沖縄で行われたライブがあり、それに参加したところかなり心打たれ、以来聴くようになった。そんなにわかファンとしての視点からのこの作品だが、正直あまり良くない。聴き込んだところ基本となる部分は特に変わっていない。しかし、音響的なアプローチやらポエトリーリーディング的なものやら・・・個人的に期待していた類の音とは多少のずれがあった。以前のようなアレンジの楽曲を作って欲しいと思う。

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