池袋ウエストゲートパーク
2004年6月17日 TV
TBSで放送された現代の若者を描いたドラマのDVD
TBSは良くこれを放送してたなと感心することしきりだ。当時、放送中苦情の電話が殺到していたらしい。しかもPTAからの苦情があり地上波では再放送がなかなかできなかったらしいが。まぁ言っちゃ悪いが主人公はその辺にいる若者で、彼の視点からわりとTVドラマ向けではない話題をやたら「軽く」扱っている。ドラッグや不法就労者、やくざ、ねずみ講などなど・・・。主人公のメンタリティによって全ての問題が独特の価値観で斬られ、それが物語のリアリティに直結している。だからこの話は主人公のマコトなしには成立しない
雰囲気より強度を重視する物語の展開は今見ても結構面白いと思う。当時は単純にかっこいいと思ってたんだが今見ると笑いの部分に引っかかってしまうところだが
まずタイトルのネーミングも含め、舞台に池袋を選んだ石田衣良による原作のセンスがいい。そこに『GO』の脚本でも注目を集めた宮藤官九郎、「ケイゾク」で斬新な演出をみせた堤幸彦のセンスが加わり、コミカルで奥行きのある世界が構築されている。そこに長瀬智也、窪塚洋介をはじめ、名前をあげたらきりがないほどの豪華キャスト陣が、それぞれ強烈なキャラクターを演じ、違和感なくとけ込んでいるのも見事だ。物語はギャングの抗争、少女の殺人などを背景に、今どきの若者の現実をポップに描いている。が、その奥に彼らが持つ深い孤独感をじわーっと臭わせていて、単にテンションが高いだけのドラマに終わってはいない。また、不良だけにスポットを当てるのではなく、オタク、ヒキコモリといった少年たちが同じ土俵で活躍する展開も、どこか浪花節的なものを感じさせ、それが実にキモチいい
TBSは良くこれを放送してたなと感心することしきりだ。当時、放送中苦情の電話が殺到していたらしい。しかもPTAからの苦情があり地上波では再放送がなかなかできなかったらしいが。まぁ言っちゃ悪いが主人公はその辺にいる若者で、彼の視点からわりとTVドラマ向けではない話題をやたら「軽く」扱っている。ドラッグや不法就労者、やくざ、ねずみ講などなど・・・。主人公のメンタリティによって全ての問題が独特の価値観で斬られ、それが物語のリアリティに直結している。だからこの話は主人公のマコトなしには成立しない
雰囲気より強度を重視する物語の展開は今見ても結構面白いと思う。当時は単純にかっこいいと思ってたんだが今見ると笑いの部分に引っかかってしまうところだが
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