漫画家、佐々木倫子のフレンチレストランを題材にした作品
「動物のお医者さん」「おたんこナース」等、青年誌を中心に活動している作者がまたも青年誌で発表した作品。周りが墓地という立地条件のフレンチレストランで起こる一話完結型のドタバタコメディ。フランス料理の店で働くおとなしい主人公がふとしたきっかけから舞台となる店へ引き抜かれることから物語は始まり、引き抜いたオーナーをはじめ厨房を除いた誰一人としてフランス料理店で働いたことがない仕事仲間を叱咤激励しながら一人前の店に仕立て上げていくといった話。こういう風に書くとサクセスストーリーっぽいが早い段階で主役が来店する客にシフトするので、キャラの立ったメインの登場人物と客の絡みが主軸になる
この作家の描く世界観というのは徹底して現実的で、そこからにじみ出る小さな笑いや情けない部分をすくい上げる。ただ、現実的だからといって風俗に媚びないというか、あくまで視線を社会人に据えているというか。因みにこの作者は徹底的なリサーチで物語の肉付けをしているので、ファッションや食器等の小物類も実際に存在する趣味の良いものから選んでいるらしい
とぼけた味のある作品。おすすめ
「動物のお医者さん」「おたんこナース」等、青年誌を中心に活動している作者がまたも青年誌で発表した作品。周りが墓地という立地条件のフレンチレストランで起こる一話完結型のドタバタコメディ。フランス料理の店で働くおとなしい主人公がふとしたきっかけから舞台となる店へ引き抜かれることから物語は始まり、引き抜いたオーナーをはじめ厨房を除いた誰一人としてフランス料理店で働いたことがない仕事仲間を叱咤激励しながら一人前の店に仕立て上げていくといった話。こういう風に書くとサクセスストーリーっぽいが早い段階で主役が来店する客にシフトするので、キャラの立ったメインの登場人物と客の絡みが主軸になる
この作家の描く世界観というのは徹底して現実的で、そこからにじみ出る小さな笑いや情けない部分をすくい上げる。ただ、現実的だからといって風俗に媚びないというか、あくまで視線を社会人に据えているというか。因みにこの作者は徹底的なリサーチで物語の肉付けをしているので、ファッションや食器等の小物類も実際に存在する趣味の良いものから選んでいるらしい
とぼけた味のある作品。おすすめ
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