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2004年7月30日 音楽
元ピチカート・ファイブである野宮真貴のソロアルバム

2年ぶりのソロ3作目は、さしずめ須永辰緒演出、野宮真貴主演のディナーショウの趣き。ユーミンのカバー「手のひらの東京タワー」や、“m-flo lovers”シリーズのアルバム『ASTROMANTIC』にも収録され ていたCKBとm-floが生み出す化学反応の産物「Cosmic Night Run」など、ショウを盛り上げるメニューには事欠かない。が、本作の本質とも取れるナンバー、不穏な時代の美について菊地成孔が作詞した「Elegance Under War」は他の誰にも歌えないピースの形

ラジオに野宮真貴が出演していたのをたまたま聴き、興味が沸き購入した。基本的に現在のシーンに迎合した部分があまりない作品になっているが、だからといって分かりにくいかというと全くそういうことはない。アーティスト自身がやりたいように好きな事をしているように見受けられる。この作品は良い/悪い、面白い/つまらないという価値観で斬ると評価しにくいと思う。・・・あまり口にしたくないが、評価するなら「お洒落」ということになるんだろうな、やっぱり。

ただ、ピチカート時代から思っていたことだが、このアーティストの声質というのは、簡単に消費され風化しそうな気がするのに振り返ってみると結果として普遍性がある。アーティストイメージは確かに消費された感も無きにしも非ずですが。そういう意味合いで言うと、不思議なアーティストだと思う

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