くるりの3rdアルバム
このアーティストが一般的な認知を得た作品ということになるだろうか。このアーティストのイメージを形にしたといえる「ワンダーフォーゲル」、スーパーカーのフルカワミキがコーラスに参加し、スマッシュヒットしたバラード「ばらの花」、カントリー調のギターに乗りポップなメロディが展開する「リバー」という佳曲が並び、その曲群のイメージを統一するような楽曲がちりばめられていて、このアーティストの作品の中では聴きやすいアルバムになっている
この作品は当時ヴォーカルがインタビュー等で話していたように、意図的に音響的なアプローチを持ち込んだ部分もあり、それがこのアーティストを聴く方には賛否両論だったことを覚えている。個人的にはそういった要素のあまり無い楽曲が良いと思うが。「ばらの花」はかなり好きな曲だが、フルカワミキのコーラスが楽曲の色にかなりの影響を与えているので、単純にくるりの曲ということで好きなわけではないのかもしれない
21世紀はじめの日本を覆う異様な息苦しさと、どこにも出口が見えない圧迫感をまっすぐに見すえながらも、音楽の根源的なパワーによって「希望」のありかを示してみせた傑作のサード。テクノ〜ハウスのダンスミュージックに接近する一方で、トラディショナルなロックンロールの魅力もきちんと提示し、自由な感性と音に対する研ぎ澄まされた感覚はひとつの高みに達している。「安心な僕らは旅に出ようぜ 思いきり泣いたり笑ったりしようぜ」というフレーズが泣ける「ばらの花」ほか、くるりディスコグラフィの中でもずっと語られるであろう名曲が詰まっている
このアーティストが一般的な認知を得た作品ということになるだろうか。このアーティストのイメージを形にしたといえる「ワンダーフォーゲル」、スーパーカーのフルカワミキがコーラスに参加し、スマッシュヒットしたバラード「ばらの花」、カントリー調のギターに乗りポップなメロディが展開する「リバー」という佳曲が並び、その曲群のイメージを統一するような楽曲がちりばめられていて、このアーティストの作品の中では聴きやすいアルバムになっている
この作品は当時ヴォーカルがインタビュー等で話していたように、意図的に音響的なアプローチを持ち込んだ部分もあり、それがこのアーティストを聴く方には賛否両論だったことを覚えている。個人的にはそういった要素のあまり無い楽曲が良いと思うが。「ばらの花」はかなり好きな曲だが、フルカワミキのコーラスが楽曲の色にかなりの影響を与えているので、単純にくるりの曲ということで好きなわけではないのかもしれない
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