REVOLVER

2004年8月26日 音楽
ザ・ビートルズ の7枚目になるアルバム

サイケデリックの扉を開けたとされる66年リリースの7枚目。ディストーションギターが鳴り響く曲から、インド音楽の要素を取り入れた曲、弦楽八重奏をフィーチャーした作品、果てはテープの逆回転を取り入れた曲まで、思いついたアイデアをすべて迷うことなく実験しきったアルバムだ。半面、ポールのメロディ作りの才能が全開し、「Here there and everywhere」をはじめ、彼の最高傑作に数え挙げられる楽曲が複数収録されている。あまりにも凝ったレコーディングのためライヴで再現できる曲が少なく、彼らのライヴ活動停止の理由の1つとなった

コンサートから遠ざかってしまったビートルズが2か月半を費して完成させた第7作。ラーガ・ロックやエフェクターなど様々な音楽的効果を意欲満々積極的に採り入れ,革新的なサウンドを作ることに成功。クラウス・ヴーアマンのジャケはグラミーを受賞

個人的にはビートルズの作品で最も良いと思えるアルバムだ。一つ一つの楽曲は気の利いた佳曲(もちろんビートルズを基準にしている)だが、アルバムとしての整合性が非常に高い。かといって雰囲気を意図的に統一してあるというわけではなく、通して聴いた時に各々の楽曲を聴いて得た小さな発見やカタルシス、喜び、格好よさ等の積み重ねが一つの形を成すというか。楽曲はどちらかというとポップな感じがするが、個人的にビートルズの魅力と思っている、ポップなメロディを非常に乾いたアレンジと声で仕上げる部分が絶妙のバランスを持っており聞き飽きない。現在聴いても全く風化していない楽曲はやはり素晴らしいと思う

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