漫画家、ゆうきまさみが以前発表した作品のリメイク版
この作品は主人公が変身して悪と対峙するという設定なので、個人的にはコミカルでコメディタッチなイメージを持っていた。それはこの作家の飄々としたタッチの絵柄やセンスを知っていれば当然のことだと思う。しかし、読んでみたところ予想外な方向の作品になっていた。内容的にはSFということで地球に来た宇宙人の陰謀に巻き込まれながらも一つの体に同居した2つの人格が折り合いをつけて生活していくという部分を軸にしているが、青年誌で連載されていることもあって、“暴力”や“悪意”をこの作家の作品としては稀なほど描写している。こういったテーマの作品を描く場合の型は踏襲しているが、ディフォルメされていない現実的な描写をしている上に描き方が極端すぎるような気がした。例えば、友人や家族、先生、クラスメイトなどの主人公周りの登場人物達はこの作家の普段のテイスト通りメルヘンと言っても良いほどユルい。しかし、宇宙人や軍隊、企業などの登場人物たちの描き方に今までのこの作家のイメージを逸脱するほど悪意がある。まぁ、その対比が作品に緊張感をもたらしているということも否めないんだが
テーマがアレなので誰彼構わず薦めたいという作品ではないが、SFに馴染みのある方なら面白いと思います
『鉄腕バーディー』は80年代に週刊少年サンデー増刊に連載され、当時その人気からOVA化もされた作品。このたびの新・バーディーは携帯電話やパソコンを駆使するなど現代性を盛り込み、新キャラも続々登場。そしてバーディーの強さ・凛々しさもパワーアップ! 特に戦闘シーンの美しさは必見
地球に潜伏した凶悪テロリストを逮捕すべく宇宙からやってきた、女性捜査官・バーディー。捜査中に遭遇した少年・つとむを誤って殺してしまった彼女は、つとむの命を救うため、体を共有することに…!?悪を追いつめるべく、バーディーとつとむの壮絶なる闘いが始まる!!
この作品は主人公が変身して悪と対峙するという設定なので、個人的にはコミカルでコメディタッチなイメージを持っていた。それはこの作家の飄々としたタッチの絵柄やセンスを知っていれば当然のことだと思う。しかし、読んでみたところ予想外な方向の作品になっていた。内容的にはSFということで地球に来た宇宙人の陰謀に巻き込まれながらも一つの体に同居した2つの人格が折り合いをつけて生活していくという部分を軸にしているが、青年誌で連載されていることもあって、“暴力”や“悪意”をこの作家の作品としては稀なほど描写している。こういったテーマの作品を描く場合の型は踏襲しているが、ディフォルメされていない現実的な描写をしている上に描き方が極端すぎるような気がした。例えば、友人や家族、先生、クラスメイトなどの主人公周りの登場人物達はこの作家の普段のテイスト通りメルヘンと言っても良いほどユルい。しかし、宇宙人や軍隊、企業などの登場人物たちの描き方に今までのこの作家のイメージを逸脱するほど悪意がある。まぁ、その対比が作品に緊張感をもたらしているということも否めないんだが
テーマがアレなので誰彼構わず薦めたいという作品ではないが、SFに馴染みのある方なら面白いと思います
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