ピアノ

2004年9月16日 音楽
クラムボンのヴォーカル、原田郁子のソロアルバム

日本のポップ・ミュージックの良心、クラムボンのキーボディスト&ヴォーカリストとして活躍中の原田郁子による初のソロ・アルバム。オオヤユウスケ(ポラリス)との共同プロデュースによる本作は、タイトル通り“ピアノ”を中心とした歌モノがラインナップされているのだが、そのどれもが本気で秀逸。ジャズ、クラシック、童謡から現代音楽までを吸収したメロディ、そして、あまりにも繊細で、つい見失いがちな感情をていねいにすくい取った歌

クラムボンのヴォーカル原田郁子の待望の1stソロ作品。単独名義では初となるこのアルバムでは、共同プロデューサーとしてPolarisのギター大谷友介、ベースにLosaliosのTokieを、ドラムにはPolarisの坂田学が参加している。名曲「なみだ と ほほえむ」、ハナレグミの永積タカシ提供のナンバーを含む全10曲を収録

この作品は、クラムボンの初期の音楽性を推し進めたような作品になっている。簡単に言うと、ピアノとヴォーカル、メロディを軸にして、他の楽器やアレンジはあくまでもそれに沿うだけというか。そして、シンプルな楽曲によってヴォーカルの声質が生かされ、穏やかで等身大の魅力と呼べるものが表出している。“間”を生かした楽曲は雰囲気を大事にしていて、気を張らずに聴けると思う。「海からの風」はスケールの大きなバラードで、ヴォーカルの良さが最大限に生かされた佳曲

個人的には、今年購入した作品の中では最も良いアルバムだと思う
かなりお勧め

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