NHK教育で放送中の宇宙を舞台にしたアニメーション
この作品は3話を収録している。Phase15 「彼女の場合」はアニメのオリジナルストーリーで、アニメオリジナルキャラクターの派遣社員エーデルをメインに据え、彼女の過去にまつわるエピソードが展開される。Phase16 「イグニッション」は原作でも重要なエピソードで、主人公ハチマキが宇宙への畏怖を覚え、それを克服するというものになっている。ただ、臨場感はあるものの原作にあった宇宙に対する崇高なる葛藤と呼べるような描写はなく、単に病気を克服すると言うようなニュアンスになっている。Phase17 「それゆえの彼」では、宇宙飛行士としては高名なハチマキの親父が登場し、これまで何度か話題に出た建造中の木星行き新型宇宙船フォン・ブラウン号へ乗り込むことになる。ハチマキもその宇宙船へ搭乗することへの憧れを持っており、この件に対する父親への複雑な思いというような描写もある
内容が職場モノから主人公の新たな夢への挑戦にシフトした感があり、雰囲気も多少重いものになって来る。田辺とハチマキの恋愛も地味に毎回描かれているが、それはあくまでサイドストーリーと言える。次巻に期待
2002年の星雲賞を受賞した幸村誠のコミックを原作にしたTVアニメシリーズ。時は2075年、宇宙旅行が一般的になった時代、宇宙に漂うゴミ“デブリ”が大きな問題となっていた。職業宇宙飛行士としてテクノーラ社に勤務し、デブリを回収する仕事をしている主人公、星野八郎太(通称ハチマキ)と、新人タナベをはじめとする同僚たちが、宇宙で活躍するSF作品だ。普遍性と独自性のバランスが絶妙な物語世界と、精密な考証によってもたらされるリアリティが、広大な宇宙へのロマンをかきたてる。同時に、大企業の日陰部署を舞台にした“職場モノ”でもあり、「会社員として、プロフェッショナルとして現実と折り合いをつけながら生きるということ」というテーマにも踏み込んだ点で、従来の“宇宙モノ”とは一線を画す、ユニークかつ志を感じる一作となっている
この作品は3話を収録している。Phase15 「彼女の場合」はアニメのオリジナルストーリーで、アニメオリジナルキャラクターの派遣社員エーデルをメインに据え、彼女の過去にまつわるエピソードが展開される。Phase16 「イグニッション」は原作でも重要なエピソードで、主人公ハチマキが宇宙への畏怖を覚え、それを克服するというものになっている。ただ、臨場感はあるものの原作にあった宇宙に対する崇高なる葛藤と呼べるような描写はなく、単に病気を克服すると言うようなニュアンスになっている。Phase17 「それゆえの彼」では、宇宙飛行士としては高名なハチマキの親父が登場し、これまで何度か話題に出た建造中の木星行き新型宇宙船フォン・ブラウン号へ乗り込むことになる。ハチマキもその宇宙船へ搭乗することへの憧れを持っており、この件に対する父親への複雑な思いというような描写もある
内容が職場モノから主人公の新たな夢への挑戦にシフトした感があり、雰囲気も多少重いものになって来る。田辺とハチマキの恋愛も地味に毎回描かれているが、それはあくまでサイドストーリーと言える。次巻に期待
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