THE WORLD IS MINE

2004年10月18日 音楽
くるりの4thアルバム

2001年9月に大村達身がギタリストとして正式加入し、4人組となった新生くるりの通算4枚目のアルバム。ゆったりした重低音のリズムが響く壮大なナンバー「静かの海」、ヘヴィなバンドサウンドに乗せ、夢にまで見た中国への思いを描くハイパーアップチューン「GO BACK TO CHINA」、ハッピーな歌詞とエレクトリックアレンジが光る大ヒットシングル「WORLD’S END SUPERNOVA」、ピアノとストリングスの美しいメロディラインでつづる「アマデウス」、男の子の本心を歌うアコースティックチューン「男の子と女の子」など、日常のさまざまな瞬間を凝縮した独特な歌詞と、バラエティ豊かなサウンドがたっぷり楽しめる

この作品では、前作で導入したエレクトロニカというか音響的なアプローチが血肉化され、スパイス的に散らされている。シングルで切られた「ワールドエンドスーパーノヴァ」はまんまそういう音楽性だったので、アルバム全体がそういうノリかと思い聴いてみたところ、彼らが本来評価されていた部分であるギターロックの情緒や躍動感を大事にしていて、民族音楽的なアプローチや楽器の導入などのほうが、次のアルバムを聴いた今となっては特筆すべき変化だったと言える。楽曲は、彼らの描きたい世界観が体現されているという点から見れば軒並完成度が高い。前作と同様バラエティに富んだ楽曲だが、アレンジの振り切れ具合はバンドが進化している事を感じさせる

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