CHILDHOOD’S END

2004年11月1日 音楽
TM NETWORKの2ndアルバム

TMのデビュー2作目にして「幼年期の終わり」というタイトルを冠した作品。前作と明らかに違っている点は歌詞がファンタジー路線から現実的になったというところだろう。タイトルの候補に「Reality In The Wonderland」が上がったことからも裏付けられる。当初はPARCO PART-IIIでのファーストライヴで披露された「Electoric Prophet」がコンセプト曲として収録されるはずだったが、詞の世界があまりにも前作と違い過ぎるということで見送りとなったそうだ

この作品は贔屓目だが素晴らしい。個人的にはザッツTMというようなこのアーティストのイメージを体現している作品といえる。一般的には「CAROL」や「humansystem」あたりが高評価だが、その2作はコンセプチュアルだったり、高評価の作品特有の重みのようなものがあり、個人的には乗り切れない部分もある。しかしこの作品は歌詞は恋愛のみで(それもひどく軽い)、華やかさと軽さがある。そしてなにより、メロディが良い。アレンジは現在聴くとかなり寒い部分もあるが、それも含めて良いと思える。一般的にも受けが良いであろう「ACCIDENT」や、個人的にはTMの全楽曲中最も好きな「FAIRE LA VISE」、ファン投票で高順位を獲得した「8月の長い夜」、祝祭的な「DRAGON THE FESTIVAL」、サビは大したことが無いが、大サビが用意されていてそれで全てが救われる「さよならの準備」など、佳曲が多い。アルバムとしても統一感がある

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