ジョン・キューザック主演作品
この作品は舞台、演出、展開とミステリの古典的な定石をかなり踏まえており、ある程度ミステリに馴染みのある方なら楽しめると思う
犯人が○○(ネタバレ防止のため伏字です)と分かった時点でミステリとしての展開は普通放棄されるものだが、この作品は提示されていた謎を解くことが落ちを読み解くことになるという当たり前といえば当たり前のことがきちんと配慮されている。説明過多にならず受け取り手に推理をする余地がきちんと残っている部分が良い意味で懐かしい。ジョン・キューザック含む登場人物の演技は申し分なく、ミステリとしての体裁の為に余分な人物造形をそぎ落とすという制約を○○○○○という設定で妥当なものとしてクリアしている。
ストーリーは微妙に予測可能でその辺りを退屈と感じるかミステリの型だと感じるかで評価が分かれると思う。ただ、後半の急展開については予測不能。個人的にはなかなか面白かった作品。おすすめ
大雨で閉ざされたモーテルに、行き場を失った11人の男女が居合わせる。そこで起こる連続殺人。生存者たちは疑心暗鬼になりながらも、自分たちに奇妙な「共通点」があることに気づく。それは偶然ではなく、誰かの企みなのか? 予想もできない結末が彼らを待っていた…。『17歳のカルテ』などを手がけたジェームズ・マンゴールド監督による、サイコ・ミステリー。メインとなるシチュエーションはこの手のジャンルとしては定番だが、降り続く雨や光量の少ないモーテルの部屋が演出する「閉塞した悪夢」が秀逸で、観客の不安感をかきたてる。前半はホラー色の濃い展開で目を釘付けにしながら、後半にさしかかると「エッ!そんなのアリ?」というまさかの謎解きを用意。脚本の勝利だ。ジョン・キューザック、レイ・リオッタなどの芸達者が、それに応える形で密度の濃い熱演を見せている
この作品は舞台、演出、展開とミステリの古典的な定石をかなり踏まえており、ある程度ミステリに馴染みのある方なら楽しめると思う
犯人が○○(ネタバレ防止のため伏字です)と分かった時点でミステリとしての展開は普通放棄されるものだが、この作品は提示されていた謎を解くことが落ちを読み解くことになるという当たり前といえば当たり前のことがきちんと配慮されている。説明過多にならず受け取り手に推理をする余地がきちんと残っている部分が良い意味で懐かしい。ジョン・キューザック含む登場人物の演技は申し分なく、ミステリとしての体裁の為に余分な人物造形をそぎ落とすという制約を○○○○○という設定で妥当なものとしてクリアしている。
ストーリーは微妙に予測可能でその辺りを退屈と感じるかミステリの型だと感じるかで評価が分かれると思う。ただ、後半の急展開については予測不能。個人的にはなかなか面白かった作品。おすすめ
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