NHK教育で放送中の宇宙を舞台にしたアニメーション
今作では前作から引き続き月へのテロを描く話で幕を開ける。田辺がテロにまつわる事故で会社を辞め、それを知ったハチマキは田辺に会いに行く。その直前にハチマキは宇宙への葛藤に一応の決着をつけており、田辺へプロポーズをするという流れになっている
この作品でプラネテスは終わる。田辺とハチマキの恋愛、ハチマキの宇宙への疑問や葛藤、木星行き宇宙船フォン・ブラウン号のプロジェクトといった話の軸となる部分に一応の結末を用意してあり、観終わった後はそれなりに納得もした。トータルで観るとなかなかバランスが良く見応えのあるアニメだったと思う
ただ、ハチマキが葛藤を抜け他人へ目を向けることが出来るようになり、結果として田辺への思いに気づくという部分の演出は分かりづらく、原作通りのプロポーズのシーンは唐突だと感じる。そして、結婚をしたという状況説明で物語は終わるので、単なるハッピーエンドになっている。もちろん単なるハッピーエンドでアニメ単体としては十二分に満足できるのだが、原作を読んでいる方だと少し違和感を感じると思う。というのも、原作では結婚した後のエピソードがむしろ重要な部分であり、葛藤を抜け人間的に一回り大きくなったハチマキの姿や、デブリ課のフィーの家族にまつわるエピソード、田辺を含むデブリ屋の仕事、ハチマキの親父のエピソードなどがあり、物語が多面的になっているからだ
アニメにはオリジナルエピソードもオリジナルキャラも多い。その部分に伏線を張り上手くまとめたとは思うが、アニメで使われなかった原作のエピソードのほうが味があり泥臭く、また物語の肉付けや人物の掘り下げに一役買うと思う。そのエピソードを削ってまでアニメオリジナルのエピソードを加える必要があったのだろうかというのが疑問
TVの放送が終了するのはまだ先だが、とりあえず個人的にはこれで完結。なかなか良い作品でした
SFアニメの旗手・サンライズが新境地に挑んだSFアクション第9弾。8ヵ月にもおよんだフォン・ブラウン号乗組員選抜試験の結果がついに出た。そのうちのひとりに選ばれたハチマキだったが、なぜか心は虚ろだった。第24話から第26話(最終話)を収録
今作では前作から引き続き月へのテロを描く話で幕を開ける。田辺がテロにまつわる事故で会社を辞め、それを知ったハチマキは田辺に会いに行く。その直前にハチマキは宇宙への葛藤に一応の決着をつけており、田辺へプロポーズをするという流れになっている
この作品でプラネテスは終わる。田辺とハチマキの恋愛、ハチマキの宇宙への疑問や葛藤、木星行き宇宙船フォン・ブラウン号のプロジェクトといった話の軸となる部分に一応の結末を用意してあり、観終わった後はそれなりに納得もした。トータルで観るとなかなかバランスが良く見応えのあるアニメだったと思う
ただ、ハチマキが葛藤を抜け他人へ目を向けることが出来るようになり、結果として田辺への思いに気づくという部分の演出は分かりづらく、原作通りのプロポーズのシーンは唐突だと感じる。そして、結婚をしたという状況説明で物語は終わるので、単なるハッピーエンドになっている。もちろん単なるハッピーエンドでアニメ単体としては十二分に満足できるのだが、原作を読んでいる方だと少し違和感を感じると思う。というのも、原作では結婚した後のエピソードがむしろ重要な部分であり、葛藤を抜け人間的に一回り大きくなったハチマキの姿や、デブリ課のフィーの家族にまつわるエピソード、田辺を含むデブリ屋の仕事、ハチマキの親父のエピソードなどがあり、物語が多面的になっているからだ
アニメにはオリジナルエピソードもオリジナルキャラも多い。その部分に伏線を張り上手くまとめたとは思うが、アニメで使われなかった原作のエピソードのほうが味があり泥臭く、また物語の肉付けや人物の掘り下げに一役買うと思う。そのエピソードを削ってまでアニメオリジナルのエピソードを加える必要があったのだろうかというのが疑問
TVの放送が終了するのはまだ先だが、とりあえず個人的にはこれで完結。なかなか良い作品でした
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