監督不行届

2005年2月17日 漫画
漫画家、安野モヨコが描くエッセイ風漫画

人気漫画家・安野モヨコ(働きマン!)と夫・庵野秀明のデイープな日常が赤裸々につづられた爆笑異色作。著者初のエッセイコミックでもあり、夫=カントクくん(「新世紀エヴァンゲリオン」「キューティーハニー」等の監督)のオタクぶりが初めて明かされた作品でもあります。アニメ界と漫画界のビッグカップルが、こんなにもおかしく愛おしいオタク生活を送っているなんて!世界中に生息するオタク君はもちろん、オタ嫁(オタク夫を持つ妻)も共感すること間違いなしの衝撃作。巻末には、よりコアに楽しむために‥オタク垂涎!?のオタク用語解説2万字を収録、ファン待望のエッセイコミックです

“カントクくん”こと庵野秀明と結婚した安野モヨコが結婚生活をコミカルに漫画化したこの作品。あの「新世紀エヴァンゲリオン」を創った庵野監督を、仕事という面からではなく、1人の“恋愛対象になりうる異性”という観点からスパッと斬っている

服を1週間以上着替えないという不潔さなどに代表される庵野監督の“オタクっぷり”を余すところ無く伝え、安野モヨコの購読層と思われる現実的な女性に、いわゆるオタクという人種との共生をささやかながら提唱する作品になっている。ファッションやら恋愛やらに代表される若者的なプライオリティが、結婚に付随する生活の変化に伴い相手の価値観を受け入れることで大きく変化する様が赤裸々に描かれ、最終的には人間性を愛でるという部分に行き着くという結論めいたものが用意される。そこにおける、若者の価値観を描き続けていた作者の明るい諦観のようなものはこの作家の作品を読んできた読者なら納得せざるを得ない、そしてかなり笑えるものになっている

巻末にモデルになった庵野秀明の解説文が掲載されているが、はっきりいって「のろけすぎですよ」と突っ込みたくなるほど愛に溢れている。因みに、作中に度々登場するオタク用語は巻末に解説がついているのでご心配なく。面白いです

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