漫画家、かわすみひろしが描く料理漫画
この作品は「美味しんぼ」形式と言えば良いのか、料理で外交上の問題をクリアするという、料理の力を賛美する内容になっている。とは言っても、外交の相手の精神的なわだかまりを解きフラットな気持ちにさせるだけではあるが。妻帯者の主人公と通訳のベトナム女性のラブコメ的な展開もありつつ、外交官の内実を少しだけ垣間見れる作品になっている。スノビッシュな世界で相手や上司の顔を立てつつ目的を達するという難儀な役割を主人公は料理への愛情を持ちつつマイペースにこなしていく
現在21巻まで出ているが、ベトナム大使である上司の任期の終了に伴い主人公も日本へ帰国し、上司の外交の接待料理を受け持つことになる。それによってベトナム時代の親密な人間関係は一旦解消され、新たな仕事仲間と共に勤務している現在は別の味わいが表出している。現在は日本での来客のもてなしを中心に置きつつ様々な国へ出張という形で出向き各地の料理を紹介するというような展開になっていて、主人公が女性の弟子を取るというようなサイドストーリーも展開されている
郷土料理に主人公独自のアレンジを施すという部分が見所になっており、これは実際に公邸料理人をしていた原作者のアイデアが反映されているようだ。また、独特のほのぼのとした雰囲気なので外交官という職業の厳しさも描きつつも読みやすい
数話完結なので、一つ手にとると芋づる式に読みふけってしまう中毒性のある漫画。おすすめ
外交官の住む大使館で働く“公邸料理人”としてベトナムに赴任した主人公。得意分野のフレンチにベトナムのエッセンスを取り入れた創作料理を臨機応変に作りあげ、来客をもてなしていく
この作品は「美味しんぼ」形式と言えば良いのか、料理で外交上の問題をクリアするという、料理の力を賛美する内容になっている。とは言っても、外交の相手の精神的なわだかまりを解きフラットな気持ちにさせるだけではあるが。妻帯者の主人公と通訳のベトナム女性のラブコメ的な展開もありつつ、外交官の内実を少しだけ垣間見れる作品になっている。スノビッシュな世界で相手や上司の顔を立てつつ目的を達するという難儀な役割を主人公は料理への愛情を持ちつつマイペースにこなしていく
現在21巻まで出ているが、ベトナム大使である上司の任期の終了に伴い主人公も日本へ帰国し、上司の外交の接待料理を受け持つことになる。それによってベトナム時代の親密な人間関係は一旦解消され、新たな仕事仲間と共に勤務している現在は別の味わいが表出している。現在は日本での来客のもてなしを中心に置きつつ様々な国へ出張という形で出向き各地の料理を紹介するというような展開になっていて、主人公が女性の弟子を取るというようなサイドストーリーも展開されている
郷土料理に主人公独自のアレンジを施すという部分が見所になっており、これは実際に公邸料理人をしていた原作者のアイデアが反映されているようだ。また、独特のほのぼのとした雰囲気なので外交官という職業の厳しさも描きつつも読みやすい
数話完結なので、一つ手にとると芋づる式に読みふけってしまう中毒性のある漫画。おすすめ
コメント