漫画家、北崎拓が描く恋愛モノ
「たとえばこんなラヴソング」を代表作とし、多面的な恋愛モノを描く北崎拓が青年誌に居を移して描く恋愛モノ。青年誌ということで性的な描写も躊躇なく描いており、この作家の卓越した画風でエロスを描いて欲しかった潜在的なファンにとってはたまらない作品になっている
主人公・睦月は工務店で働く冴えない高卒。学生時代に「俺は童貞のまま処女と結婚する!」などと言ってしまい、それ以後機会を逸して結果的にその宣言を守っている・・・ようするに童貞である22歳。彼は修学旅行の際ふとしたきっかけで桐生という女子に顔射してしまい、それを負い目に感じつつ社会人になった今も桐生とトモダチづきあいをしている。そんなある日いつも通りオナニーをしていたところ、精液の代わりに玉が出てくる。それを桐生に知られてしまい桐生は独自にそのことを調べ、「虹玉」という病気である事を突き止める。それは虹色・・・つまり7色の玉が出た時点でその男性は生殖機能を一生失うという珍しい奇病だった。そんな中睦月は取引先の事務員に恋してしまい・・・
この作品は作者の画力に依存したものになっている。とにもかくにも“絵”が魅力的なのだ。ストーリーテリングや構成や奇抜な展開などは全く無く、オーソドックスな恋愛模様が描かれ、そこにおける恋愛のドロドロとした部分を表現していく。単純にスキンシップやセックスなどの描写に留まらず心の機微を丁寧に描写する。基本的にこの作品は設定上ファンタジー要素の強いラブコメになるのが定石だが、「あと数回精液を出したら一生不能」という設定を「単純に肉体的なアプローチをせず精神的な面での恋愛を描く」という風に作者は解釈し描いている。また、この作者特有の切なさのある描き方をしているため、セクシャルな描写もその切なさへの“足し”のような展開になっている
絵だけを取ればかなり“萌える”作品。しかし内容は少々痛みを伴うものになりそうな予感
苦悩と、喜びと、ごちゃごちゃの心の中を描く、ありえないMY LOVEストーリー。恋の神様(Cupid)が悪戯心で選んだ男女に起こるオムニバス・ドラマ第1弾「虹玉」。取引先の事務員・大倉伶子に恋した睦月が自宅でオナニーしているところに、またも間が悪く現れた桐生。しかもそのとき精液と一緒に紫色の玉が飛び出して…。アソコから7色の玉を出し終えると、二度と射精できなくなる病気「虹玉」にかかった睦月の運命は…!?
「たとえばこんなラヴソング」を代表作とし、多面的な恋愛モノを描く北崎拓が青年誌に居を移して描く恋愛モノ。青年誌ということで性的な描写も躊躇なく描いており、この作家の卓越した画風でエロスを描いて欲しかった潜在的なファンにとってはたまらない作品になっている
主人公・睦月は工務店で働く冴えない高卒。学生時代に「俺は童貞のまま処女と結婚する!」などと言ってしまい、それ以後機会を逸して結果的にその宣言を守っている・・・ようするに童貞である22歳。彼は修学旅行の際ふとしたきっかけで桐生という女子に顔射してしまい、それを負い目に感じつつ社会人になった今も桐生とトモダチづきあいをしている。そんなある日いつも通りオナニーをしていたところ、精液の代わりに玉が出てくる。それを桐生に知られてしまい桐生は独自にそのことを調べ、「虹玉」という病気である事を突き止める。それは虹色・・・つまり7色の玉が出た時点でその男性は生殖機能を一生失うという珍しい奇病だった。そんな中睦月は取引先の事務員に恋してしまい・・・
この作品は作者の画力に依存したものになっている。とにもかくにも“絵”が魅力的なのだ。ストーリーテリングや構成や奇抜な展開などは全く無く、オーソドックスな恋愛模様が描かれ、そこにおける恋愛のドロドロとした部分を表現していく。単純にスキンシップやセックスなどの描写に留まらず心の機微を丁寧に描写する。基本的にこの作品は設定上ファンタジー要素の強いラブコメになるのが定石だが、「あと数回精液を出したら一生不能」という設定を「単純に肉体的なアプローチをせず精神的な面での恋愛を描く」という風に作者は解釈し描いている。また、この作者特有の切なさのある描き方をしているため、セクシャルな描写もその切なさへの“足し”のような展開になっている
絵だけを取ればかなり“萌える”作品。しかし内容は少々痛みを伴うものになりそうな予感
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