Man-Made

2005年5月25日 音楽
Teenage Fanclubの新譜

劇的な変化はないものの、着実な変化を感じさせられます。それは一つはプロデューサーのジョン・マッケンタイアに因る所が大きいと思いますが、やはり際立つのはジェリー作の曲で、彼の好きなサイケやソウルをふんだんにとり込んだ曲調が多く意欲が感じられることに共感を覚えます。ノーマンは曲作りに関して言えば、冒頭の“It’s All In My Mind ”はハウディの“Accidental Life”っぽく、5曲目のわずか2分足らずのアップビートチューン“Slow Fade”なんかはいかにもノーマン!って感じですけど、ストリングスとハープシコードなどで新たな風味を加えています

久々にリリースされたティーンエイジファンクラブの新譜。相変わらず理屈抜きに良いメロディを前面に押し出したギターポップになっている。音圧が微妙に高く耳に張り付くような音になっていること以外は、きちんと前作以前の音楽性を踏襲しファンの期待を裏切らない音に仕上がっている。このアーティストから受けるポジティヴで親密なグルーヴはやはり良い。リリースのスパンは長いがもともと普遍性の高い音楽性ということもあってきちんと現在の音になっていると思う

基本的に似たような感情表現でアルバムは埋め尽くされているが、その方向性がポップで高揚感があり普遍性が高いものなので、退屈だと感じる方はいても嫌いだという方はいないのではないかと思う。個人的には文句なしに楽しめた良盤

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