大使閣下の料理人 22
2005年6月3日 漫画
漫画家、かわすみひろしが描く料理漫画
公邸料理人・・・つまり、外交官が外国の来賓をもてなす際料理を作る職業である主人公の奮闘を描いた作品。そこで出される料理には政治的な意味合いが含まれていて、「外交」をより日本に有利にする為の料理を出す、ある意味真剣勝負の場だ。主人公・大沢公は料理に対する愛情で食べる人の事を第一に考え、その結果食卓に招かれた人々の心を打つ。主人公周りはあくまでほのぼのとした雰囲気ながら、シリアスな外交の模様との対比で物語にはピリッと一本筋の通った独特のテンションがある
大沢公が弟子に取った青柳愛は彼の手を離れ、香港の大使館へ引き抜かれる。しかし、素晴らしい料理をそこかしこで食べることの出来る香港という土地柄、領事館では来賓を招きもてなすという慣例はなく、彼女はお飾りのように扱われる。それにもめげず中華料理を独自に極めていく彼女に、この巻ではチャンスが訪れることになる。また、大沢公は各国の料理人がしのぎを削るシェフ・サミットへ招かれ、一流のシェフに混じり自分の腕を試されることになる
主人公・大沢公の実力はすでに確固たるモノになっていて、どちらかというと発展途上の青柳愛や北島萌に焦点を当てている。その点に関してはなんだか物足りないような印象を受けるが、大沢がフレンチ、青柳が中華、北島が和食というようにきちんと差別化を図ってあるので、どのシーンにもそれなりの情報量というものがある。ジャンルの違う職人の視点が交錯することで新たな創作料理を見出すというような話になっている
相変わらず面白いです。おすすめ
香港総領事公邸料理人・青柳愛(あおやぎあい)、中国からの刺客と対決!!師匠・大沢公(おおさわこう)は、新パートナー・北島萌(きたじまもえ)と食のワールドカップへ参戦!!
公邸料理人・・・つまり、外交官が外国の来賓をもてなす際料理を作る職業である主人公の奮闘を描いた作品。そこで出される料理には政治的な意味合いが含まれていて、「外交」をより日本に有利にする為の料理を出す、ある意味真剣勝負の場だ。主人公・大沢公は料理に対する愛情で食べる人の事を第一に考え、その結果食卓に招かれた人々の心を打つ。主人公周りはあくまでほのぼのとした雰囲気ながら、シリアスな外交の模様との対比で物語にはピリッと一本筋の通った独特のテンションがある
大沢公が弟子に取った青柳愛は彼の手を離れ、香港の大使館へ引き抜かれる。しかし、素晴らしい料理をそこかしこで食べることの出来る香港という土地柄、領事館では来賓を招きもてなすという慣例はなく、彼女はお飾りのように扱われる。それにもめげず中華料理を独自に極めていく彼女に、この巻ではチャンスが訪れることになる。また、大沢公は各国の料理人がしのぎを削るシェフ・サミットへ招かれ、一流のシェフに混じり自分の腕を試されることになる
主人公・大沢公の実力はすでに確固たるモノになっていて、どちらかというと発展途上の青柳愛や北島萌に焦点を当てている。その点に関してはなんだか物足りないような印象を受けるが、大沢がフレンチ、青柳が中華、北島が和食というようにきちんと差別化を図ってあるので、どのシーンにもそれなりの情報量というものがある。ジャンルの違う職人の視点が交錯することで新たな創作料理を見出すというような話になっている
相変わらず面白いです。おすすめ
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