おおきく振りかぶって 4
2005年7月30日 漫画
面白さ絶対保証の高校野球漫画！全国高等学校野球選手権埼玉大会の開幕が目前に迫る。練習の時間はいくらあっても足りない。初出場でも、部員が10人でも、本気だから。西浦高校野球部、初めての「夏」が始まる
制球力は抜群だが弱気なピッチャー・三橋を含む新設されたばかりの野球部。メンバーは1年生だけだが、理論的なメンタル／フィジカルトレーニングにより、部員たちは着々と力をつけていく。この巻では三橋の視点をメインに据えつつ部員たちが公私共に打ち解けていく様を描いている。夏の大会が始まるところで終わっている為、試合のシーンは無い
簡潔に内容を言うと、“部活の楽しさ”をこちらに伝えようとしているというか。読んでいる側からすると、練習は地味という印象があり早いところ試合が観たいのだが、作者はその練習を主人公たちの視点から捉え、一つの目標に向かうことによって連帯感を持った仲間たちが居る心地よさや彼らが楽しげに交流する様を描き出す。野球はあくまで部活であり、彼らの学生生活を豊かにしつつ人間的に成長する為の一要素、という側面を押さえてある
主人公周りの関係を理想的に描きすぎな気もするが・・・。読後感は相変わらず良いです。次巻も期待
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