VINLAND SAGA

2005年8月10日 漫画
漫画家、幸村誠が描くファンタジー

『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩。本当の戦士の物語。千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。その中にあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!

週刊少年マガジンで連載中の作品。ヴァイキングと呼ばれたいわゆる“海賊”が猛威を振るった時代と環境の中で物語は展開される。誇り高き戦士である主人公の少年・トルフィンは親の敵を討つために海賊と行動を共にしているが、敵である海賊の首領には実力が及ばない。海賊の仕事を手伝いつつ腕を上げ、戦士として決闘で打ち負かすことが現在の目標になっている。

物語は硬質な印象で、読者に媚びたところがあまり無い。それはこの漫画家特有の味でもあるし、実際そうすることでヴァイキングが存在した時代の世界観を(紋切り型にせよ)きちんと表現している。過去の映画にあったような切り口で意図的に攻めている節もあり。

この巻は登場人物の紹介と世界観の構築だけで終わっている。アクションを中心に持ってくるのか、「プラネテス」のように心の機微を描いていくのか判断できず。次巻に期待。

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