漫画家、中島徹が描くシチュエーションコメディ

主人公プロ雀士南倍南。自称どんなものにも精通している玄人。神出鬼没、どんな所にもふらりと現れては、マージャン仲間からビデオ屋の店員、はたまた旅先で出会ったおばさん達にまで対抗意識むきだしに競いあう大人げなさ。ある意味こういう生き方ができたら楽しいだろうな。

着流しにオールバックの長髪、主人公・南倍南(みなみばいあん)はプロの雀士(=麻雀のプロ)。麻雀に精通した(と思い込んだ)主人公は、一つの道を究めた玄人として振舞う。しかしながら、玄人なのはあくまで雀士としてであって、それを無理矢理様々な事柄に当てはめた主人公は、そこかしこで知ったかぶりと格好つけたゆえの悲哀を振りまくことになる。

かなり前から連載されていたが、まだ続いている事を知って驚いた。さすがにマンネリに陥っているようだが、中年男の悲哀という路線を踏襲しているので、マンネリだろうがなんだろうが「通る」のだ。チンイツ狙いでホンイツに落とすか・・・と字牌を手に加え上がったら裏ドラだったような。ちょっと違うかも。・・・とにもかくにも、年齢相応で“粋”な男に思われたいが、御託を並べれば並べるほどにスベってスベってスベりまくる主人公は、対象層よりも若い男性のほうが感情移入できるんじゃないかと思う。背伸びしているがボロが出てる、という意味合いで・・・。久々に読んだら結構笑えたので取り上げてみた。いやー、懐かしいです。

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