すべてがFになる―The perfect insider
2004年6月20日 読書
かなり多作のミステリ作家、森博嗣のデビュー作
この作品は10作完結の「S&Mシリーズ」と呼ばれるものの1作目で、独特の文体で新感覚のミステリだと当時(あくまで当時)は思った。というのも、・・・まぁ、いいにくいんだがこの作家の近作は品質の劣化が激しく、要するに面白くなくなったと言っているんだが、時折出す短編でこのシリーズの主役のその後を何度も描いているため、個人的にはこのシリーズの価値がどんどん低くなっていっている気がしてならない。因みにこの作品は本来2作目だったらしいが、派手なシーンが多いのでこちらをデビュー作にまわしたらしい
しかし、このシリーズに限って言えばなかなか面白いと思う。まぁ、ミステリを多少読んだ上で相対的にということだが。この作品をミステリの王道と捉えると色々おかしなことになりそうな気がするんで・・・
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む
この作品は10作完結の「S&Mシリーズ」と呼ばれるものの1作目で、独特の文体で新感覚のミステリだと当時(あくまで当時)は思った。というのも、・・・まぁ、いいにくいんだがこの作家の近作は品質の劣化が激しく、要するに面白くなくなったと言っているんだが、時折出す短編でこのシリーズの主役のその後を何度も描いているため、個人的にはこのシリーズの価値がどんどん低くなっていっている気がしてならない。因みにこの作品は本来2作目だったらしいが、派手なシーンが多いのでこちらをデビュー作にまわしたらしい
しかし、このシリーズに限って言えばなかなか面白いと思う。まぁ、ミステリを多少読んだ上で相対的にということだが。この作品をミステリの王道と捉えると色々おかしなことになりそうな気がするんで・・・
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