ラヂオの時間

2004年6月30日 映画
三谷幸喜が脚本・監督を担当した映画。もちろんコメディ

人気脚本家三谷幸喜の初監督作品は、劇団東京サンシャインボーイズで自ら脚本を書いた舞台の映画化である。ラジオ・ドラマ放送中のスタジオという限られた空間で起きるさまざまな出来事を、笑いで包んだシチュエーション・ドラマ。鈴木京香が演じる主役のみや子は、ラジオドラマの脚本コンクールで自作が採用された。ところが、放送直前になって主演女優が役名に不満を言い始めたことから、スポンサーやほかの出演俳優も次々に注文をつけだす。プロデューサーやディレクターは唯々諾々とそれを受け入れ、シナリオはどんどん書き替えられていく。怒ったみや子はスタジオに立てこもるのだが…。三谷流作劇術を堪能できるとともに、多彩な脇役陣も楽しめる。特に警備員役、藤村俊二のひょうひょうとした演技は見る価値がある

この作品はかなり笑える。嫌味のないボケについ引き込まれてしまう。ラジオドラマにおける声優たちの自我のぶつかり合いや、本来の地味な主婦の恋愛モノだった脚本が最終的には大スペクタクルになってしまうところ、様々なトラブルを知恵で解決して行くところと笑いどころはたくさん用意されている。なかでも井上順は最高に面白い。彼のあのアメリカンジョークを聴くだけでも価値はあると思う

しかし、西村雅彦はいつになったら三谷と和解するんだろうか・・・

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