坂本龍一のピアノソロアルバム
ウラBTTBはミリオンセラーになったが、“ピアノソロ”というコンセプトが同じというだけで、タイアップのついた楽曲をまとめたものだった。この作品はボーナストラックやリアレンジされた楽曲が3曲ほど入っていて、それが普通のアルバムでいうリード曲のような体裁を取っている。ピアノソロゆえか教授が作るメロディ独特の乾いて曖昧な雰囲気が全編を色濃く覆っている。因みに1曲目の「opus」は、中谷美紀のシングル「クロニック・ラブ」に収められた「雨だれ」という楽曲。こちらは、当たり前だが中谷美紀の歌と歌詞がついている。個人的にはどちらも各々の良さがあり何度も聴き返している
このアルバムは「1996」という作品同様、このアーティストの作品の中では間口の広い部類にはいると思う。ピアノソロということで多少趣味性が出るが、流して聴くにはとても心地よい。「1996」のように売れても不思議ではないし、むしろこちらのほうが洗練されていると思う。おそらくリリースタイミングが悪かったんだろうと個人的には思っているんだが・・・
「Back To The Basic」(原点回帰)の頭文字を取ったタイトルが示す通り、坂本のルーツともいえるクラシック音楽(ブラームス、ドビュッシー、リスト、ヒンデミットなど)からのインスパイアを感じさせる、ピアノ曲集。坂本の全作品のなかでも、メロディの素晴らしさは特に際立っている。もともとは娘・坂本美雨のために書かれたという「aqua」やボーナストラックとして「tong poo」などを収録
楽譜やデータFD添付などでも話題を呼んだ教授WP移籍第1弾の通常盤。即興的にモチーフをためていき,数々のスケッチから選んだというピアノ・ソロ・アルバムは,なるほど“ピアニスト”坂本龍一を納得させるものばかり。まだまだ“現役”は伊達じゃない
ウラBTTBはミリオンセラーになったが、“ピアノソロ”というコンセプトが同じというだけで、タイアップのついた楽曲をまとめたものだった。この作品はボーナストラックやリアレンジされた楽曲が3曲ほど入っていて、それが普通のアルバムでいうリード曲のような体裁を取っている。ピアノソロゆえか教授が作るメロディ独特の乾いて曖昧な雰囲気が全編を色濃く覆っている。因みに1曲目の「opus」は、中谷美紀のシングル「クロニック・ラブ」に収められた「雨だれ」という楽曲。こちらは、当たり前だが中谷美紀の歌と歌詞がついている。個人的にはどちらも各々の良さがあり何度も聴き返している
このアルバムは「1996」という作品同様、このアーティストの作品の中では間口の広い部類にはいると思う。ピアノソロということで多少趣味性が出るが、流して聴くにはとても心地よい。「1996」のように売れても不思議ではないし、むしろこちらのほうが洗練されていると思う。おそらくリリースタイミングが悪かったんだろうと個人的には思っているんだが・・・
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