アカギ―闇に降り立った天才
2004年10月4日 漫画
漫画家、福本伸行が描く麻雀漫画
舞台は昭和初期、雀荘で男が多額の金をかけて賭け麻雀をしていた。相手はヤクザで、麻雀の腕がない男は追い込まれる。そこにずぶ濡れの中学生が現れ、成り行きから男は彼に代打ちを頼む。その中学生は、後に裏の世界に名を轟かすことになる「赤木しげる」だった
この作品はいくつかのエピソードに分けられ、現在は裏の世界の大物と血液を賭けた賭け麻雀を行っている。相手は60億の資金を持ち、こちらは資金が少ない代わりにアカギの血液(=命)を賭けている。しかしアカギの冴えた闘牌は相手を寄せ付けない
基本的に、この作品は麻雀をしているシーンがメインで、魅力もそこにあり、打ちまわしの妙と緊張感を楽しむ作品になっている。アカギの成り上がりというような話ではない。だから麻雀をある程度知らないと楽しめないかもしれない。ただ、この作品の最もまずいところは、この作者が描いたもう一つの麻雀漫画、「天」でもアカギを登場させているということだろう。「天」は舞台を現代に設定しているので、アカギは初老で伝説になってる男として参戦する。つまり、この作品の時代で何をしようと生き延びることが確定しているわけだ。そこがやはり萎えてしまうというか・・・。しかし、その点を作者も考えているようで、敵役の人物の内面をこれまで以上にフォーカスして描いているように見受けられる。現在の鷲尾編は多少冗長だが、個性的な脇役が大勢出てきた初期は現在読んでもなかなか面白いと思われる
舞台は昭和初期、雀荘で男が多額の金をかけて賭け麻雀をしていた。相手はヤクザで、麻雀の腕がない男は追い込まれる。そこにずぶ濡れの中学生が現れ、成り行きから男は彼に代打ちを頼む。その中学生は、後に裏の世界に名を轟かすことになる「赤木しげる」だった
この作品はいくつかのエピソードに分けられ、現在は裏の世界の大物と血液を賭けた賭け麻雀を行っている。相手は60億の資金を持ち、こちらは資金が少ない代わりにアカギの血液(=命)を賭けている。しかしアカギの冴えた闘牌は相手を寄せ付けない
基本的に、この作品は麻雀をしているシーンがメインで、魅力もそこにあり、打ちまわしの妙と緊張感を楽しむ作品になっている。アカギの成り上がりというような話ではない。だから麻雀をある程度知らないと楽しめないかもしれない。ただ、この作品の最もまずいところは、この作者が描いたもう一つの麻雀漫画、「天」でもアカギを登場させているということだろう。「天」は舞台を現代に設定しているので、アカギは初老で伝説になってる男として参戦する。つまり、この作品の時代で何をしようと生き延びることが確定しているわけだ。そこがやはり萎えてしまうというか・・・。しかし、その点を作者も考えているようで、敵役の人物の内面をこれまで以上にフォーカスして描いているように見受けられる。現在の鷲尾編は多少冗長だが、個性的な脇役が大勢出てきた初期は現在読んでもなかなか面白いと思われる
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