Ron Sexsmithの6thアルバム
演奏は隙間を上手く味に昇華するタイプで、音色はその味に見合った渋さと曖昧さがある。落ち着いた雰囲気を作り上げじっくりと聴かせ酔わせてくれる。かといって枯れているわけではなく、全体的に暖かみのようなものがある。時代の音や流行を取り入れ華を持たせるというよりも、オーソドックスなものを取捨選択し組み合わせ普遍性を持たせることに意味を見出しているようだ
久しぶりに洋楽の新譜を購入したが個人的にはなかなか気に入った。おすすめ
通算6作目。前作『コブルストーン・ランウェイ』同様、マーティン・テレフェのプロデュースによるロンドン録音。派手さこそないものの、ロン本来の持ち味である愁いを帯びたメロディとヴォーカルがじっくりと味わえる1枚だ。英国録音っぽい手触りが印象的な「ノット・アバウト・トゥ・ルーズ」や、ビル・ウィザーズを意識したという流麗な「ホワットエヴァー・イット・テイクス」などさりげないけど良い曲がそろっている。何気ない日常生活の中で、時おりふと感じる幸せな瞬間……ロンの歌はそんな感じに近いかもしれない。年間1位に輝くような大傑作ではないけれど、これがあったから今年も充実していたなぁ〜と思えるような佳作。そんなたたずまいが、いかにもロンらしい
演奏は隙間を上手く味に昇華するタイプで、音色はその味に見合った渋さと曖昧さがある。落ち着いた雰囲気を作り上げじっくりと聴かせ酔わせてくれる。かといって枯れているわけではなく、全体的に暖かみのようなものがある。時代の音や流行を取り入れ華を持たせるというよりも、オーソドックスなものを取捨選択し組み合わせ普遍性を持たせることに意味を見出しているようだ
久しぶりに洋楽の新譜を購入したが個人的にはなかなか気に入った。おすすめ
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