長瀬智也主演・宮藤官九郎脚本作品

昨日TVで放映された単発2時間ドラマ。極道で借金の取立てに行った長瀬智也が債権者である落語家・西田敏行の寄席を見て心を打たれ、彼から落語を習うというのが大まかなあらすじだ。本職の落語家を脇役に据えつつ阿部サダヲや釣瓶、V6の岡田、伊東美咲を華にドタバタコメディを描き出す

今回クドカンの脚本は切れまくっており、持ち味である軽妙な台詞のやり取りに留まらず構成も練り上げられていて、単発とは思えないほど役者のキャラ立てが上手く行っている。生まれてこのかた人を笑わせたことが無いという極道の長瀬智也が人を笑わせるために努力をする様は才能の無さを露呈しつつも自分なりに努力していくという相変わらずのクドカン節だ

残念だったのは、落語家としては才能がありつつ服のデザイナーをしているという役柄のV6の岡田があまり生かされていなかったことだろうか。彼の才能を見込んだ上で長瀬智也を弟子入りさせるように仕向けた割には彼の落語家としての力をほとんど伝え切れてなかったように思うし、裏原宿に居を構える彼の行動範囲の若者文化(?)を伝えるという意味合いでしか役に立っていなかったように思う

個人的には久々に面白かった。これが連作になる事を期待

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