16/50 1997-1999

2005年1月18日 音楽
解散を発表したスーパーカーのベストアルバム

タイトルが示す通り、1997年から1999年までに発表された50曲のなかから16曲を(ファンが)セレクトした、初期のベスト・アルバム。「鮮烈なイノセンス」とでもいうべきギター・フレーズと危ういダイナミズムをたたえたバンド・アンサンブル、そして、あまりにもはかなく、美しいメロディ・ライン。いずれの曲も、イントロが鳴り始めた瞬間、心の深い部分がゾクッとするような感触を与えてくれる名曲ばかり。90年代後半に大きな盛り上がりを見せた日本のギター・ロックだが、楽曲の良さという点では、SUPARCARに勝る者はいない

スーパーカーが公式HPで解散を発表した。個人的にはやっぱりというか、しょうがないと言うか、ショッキングではあるものの納得できるニュースだった。最近は大して聴くことも無かったバンドだが、アルバムはすべて持っている。彼らの音楽性は1stのギターポップから音響系へシフトしていき、それは一過性のものではなく、メンバーの強固な意志が見え隠れしていた。素人目から観てもバンド形態をとる必然性が薄れて行っていたのだ。おまけにメンバーは別名義でしている活動も音響系という徹底振りだった。だから、残念ではあるが特に驚きはしない。当然の帰結だ

この作品は初期〜中期の音源を編んだベストアルバムになっている。解散に伴い一応この作品を選んではみたが、どうやら全時期を網羅したシングルコレクションアルバムが再び編まれるようだ。同時に2枚組のB面コレクションもリリースされる。新規で聴く方はそちらを購入したほうが良いかもしれない

<収録曲>
Cream soda
DRIVE
Lucky
PLANET
Hello
TRIP SKY
My Girl
sunday People
JUMP
Love Forever
Low-down (Live Scene)
Flicker
Sun Ride
Summer Tune
Dive
BE

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