金城武×ケリー・チャン主演のラブ・ファンタジー
前回金城武とケリー・チャンが共演した「アンナ・マデリーナ」がなかなか好きな作品なので、今作は期待を持って観た。結論から言えば、前作ほどの良さではないものの期待には応えてくれている
恋人を亡くした失意から立ち直れないヒロインを“天国で喜びを与える役割を果たしていた”堕天使が救うというのが一応のストーリーだが、救おうと悪戦苦闘する様を笑うというような面白さではなく、純粋ながらも俗にまみれていき好き勝手している金城武と失意のケリー・チャンは特に意思疎通するわけでもなく日々を過ごし、その世界観の提示がメインになる。ようするに「こんな関係・暮らしってなんかいいかもー」的なアレだ。そして、家に天使が落ちてきたのをすんなりと受け入れ自分の仕事のアシスタントとして働かせるという展開も、登場人物が皆優しく愛に飢えているという設定も、ケリー・チャンと金城武が画面に映れば全てどうでも良いことに思えてくる。彼らの魅力はかなりのもので、特に過剰な演技を見せるわけでもないが華があり観ていて飽きさせない
言っちゃ悪いが役者の魅力だけの映画ではある。ただ、少しでも彼らに魅力を感じたことがあるならある程度満足は出来るはず
1999年の香港。最愛の恋人を亡くして生きる気力をなくしたアテナ(ケリー・チャン)は、変わりばえのない生活に退屈していた。ある日、不思議なことに彼女のバルコニーに翼に傷を負った天使(金城武)が舞い降りる。アテナは天使の面倒をみるが、天使は日に日に痩せていく。彼は「2000年の最初の夜明けまでに愛を見つけなければ生きられない」という。そして、いつしかふたりは惹かれあって…。金城武とケリー・チャンが三度目の共演を果たしたラブ・ファンタジー。香港版『ベルリン 天使の詩』ともいうべきストーリーが、繊細につづられていく。ベタベタな設定と展開なのに、いつの間にか入り込んで涙…という、まことに乗せ上手でスイートな作品。舞台が雑多な香港ではなく、ビジネス中心街の香港島セントラルであるのも見どころ。全長800メートルもあるセントラルの長い長いエスカレーターが印象的に使われている。監督・脚本は『わすれな草』のイップ・カムハン
前回金城武とケリー・チャンが共演した「アンナ・マデリーナ」がなかなか好きな作品なので、今作は期待を持って観た。結論から言えば、前作ほどの良さではないものの期待には応えてくれている
恋人を亡くした失意から立ち直れないヒロインを“天国で喜びを与える役割を果たしていた”堕天使が救うというのが一応のストーリーだが、救おうと悪戦苦闘する様を笑うというような面白さではなく、純粋ながらも俗にまみれていき好き勝手している金城武と失意のケリー・チャンは特に意思疎通するわけでもなく日々を過ごし、その世界観の提示がメインになる。ようするに「こんな関係・暮らしってなんかいいかもー」的なアレだ。そして、家に天使が落ちてきたのをすんなりと受け入れ自分の仕事のアシスタントとして働かせるという展開も、登場人物が皆優しく愛に飢えているという設定も、ケリー・チャンと金城武が画面に映れば全てどうでも良いことに思えてくる。彼らの魅力はかなりのもので、特に過剰な演技を見せるわけでもないが華があり観ていて飽きさせない
言っちゃ悪いが役者の魅力だけの映画ではある。ただ、少しでも彼らに魅力を感じたことがあるならある程度満足は出来るはず
コメント