love actually

2005年2月5日 映画
「ノッティングヒルの恋人」のリチャード・カーティス監督作品

19人の男女が織りなす恋愛模様を、ユーモアとウィットに飛んだ会話と心温まる&切なくなるエピソードでクギづけにする英国のラブストーリー。秘書に一目惚れした新首相の仕事に身が入らない日々、義理の息子の熱烈片思いをサポートする父親、親友の新妻に恋した画家の切ない心、言葉の通じないポルトガル娘に恋したミステリー作家など、年令も職種も違う男女の恋物語は、誰かに共感できるというより、どの人の恋愛にも共感できる、胸が痛くなるエピソードばかり。監督は『ノッティングヒルの恋人』の脚本家リチャード・カーティスゆえ、ロマンティックコメディはお手の物。とはいえ、19人の登場人物とその恋愛を裁いた手腕は見事! 首相を演じたヒュー・グラントの軽妙な芝居、夫の浮気に気づいて目を潤ませるエマ・トンプソンの巧さほか、キーラ・ナイトレイ、ローラ・リニー、ローワン・アトキンスン、ビリー・ボブ・ソーントンなどスター総出演。恋心直撃!のデートムービーとして最適の1本だ

この作品はなんというか・・・恋愛讃歌と言えば良いのだろうか。恋愛における成就するまでの心のアップダウンをメインに描き、職業や社会的立場に幅を持たせ、クリスマスに向かって盛り上がっていく浮き立つような気持ちをぶつけてくる。感情移入してカタルシスを得るタイプの作品なので、上記にあるように“デートムービー”としては最適

日常におけるハッピーになれる瞬間(この表現しか思いつかない)をこれでもかというほどこちらにぶつけてくるので、どうしても途中でお腹一杯になってしまう。そのハッピーになれる瞬間の中で最も素晴らしいのが恋愛における気持ちのすれ違いやら煩悶、気持ちの伝わる瞬間ということらしい・・・

そのあたりに乗り切れない人への配慮と思われるが、往年のロック・スターという役柄のじいさんのエピソードはかなり笑えるものになっている。キャリアの先が無いその歌手は昔ヒットした曲をクリスマスソングにアレンジしなおし発売、その後プロモーション活動を行う。そのシーンが間をおきつつ披露されるのだが、その際見せるロック・スター風の振る舞いが個人的には非常にツボで、それを楽しみに最後まで観る事ができた

ドラマ「24」のキム役をしている女優も登場するが、またしてもビッチ役だ。それしか求められていないのか。そしてローワン・アトキンソンは出番こそ少ないものの存在感は抜群。首相役のヒュー・グラントはあまりにも威厳が無くいつもの彼で、思わず笑ってしまった

様々な人の恋愛模様を描いているので、どれか一つには引っかかると思う。そして引っかかれば最終的に幸せな気分に(強引に)持って行ってくれるが、役者だけが楽しそうだという印象も抜けず・・・

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