ウィル・スミス主演のSFサスペンス
刑事を演じるウィル・スミスは巨大企業の重役である博士の自殺現場に呼び出される。そこには博士の遺書と思われるホログラムの会話装置が残されていた。現場を検証した際現れたロボット、サニーにより、博士が開発していたロボットがロボット三原則を破ることができるようにプログラムされている=人間を殺すことができることを知る。刑事は博士の助手だった女性と組み、事件を突き止めるために奔走するが・・・
この作品はバランスが良い。エンターテイメントの要素が強く、未来を舞台にした単なるサスペンスだと思い観て行くと、作り上げられた世界観(これは原案の力だと思うが)と、構築を可能にするCGのおかげで視覚的な刺激もあり、人の役に立つように作られたロボットが反旗を翻すという物語のテーマも相まって、観るのに苦労しない割りに受け取る面白みは大きい。以前なら大々的に宣伝に使われていたようなCG技術をさらっと使っている部分もポイントだ
ロボットが社会の一部となりつつある2035年を舞台にしたSFアクション。「人間に危害を加えてはいけない」などロボット3原則を守っていた家庭用ロボットが、殺人事件の容疑者となる。“ロボット嫌い”の刑事と、人間に近い感情を持つ最新ロボット「サニー」の攻防とともに、ロボット開発会社にうごめく陰謀や、進化したロボットの恐怖が明らかになっていく。原案となったのは、SF小説の巨匠アイザック・アシモフの「われはロボット」。ボディは半透明で、人間に近い表情も見せるロボットは、これまでの映画にはなかった斬新なデザイン。ロボットたちが犬の散歩や宅配便で当然のように行き来する都市をはじめ、さまざまなハイテク・グッズもそろった近未来社会が、リアルな映像で目の前に広がる。主人公の刑事がアナログ志向というのも、ドラマに奥行きを加味。演じるウィル・スミスは、刑事の内面だけでなく、大量のロボット軍団を相手にした激しいバトルもいきいきと演じている。アクション場面の迫力もさることながら、人間と機械の関係にフォーカスしたテーマが全体をしっかりと支え、ラストは哲学的な香りさえ漂う。完成度の高いSF作品になった
刑事を演じるウィル・スミスは巨大企業の重役である博士の自殺現場に呼び出される。そこには博士の遺書と思われるホログラムの会話装置が残されていた。現場を検証した際現れたロボット、サニーにより、博士が開発していたロボットがロボット三原則を破ることができるようにプログラムされている=人間を殺すことができることを知る。刑事は博士の助手だった女性と組み、事件を突き止めるために奔走するが・・・
この作品はバランスが良い。エンターテイメントの要素が強く、未来を舞台にした単なるサスペンスだと思い観て行くと、作り上げられた世界観(これは原案の力だと思うが)と、構築を可能にするCGのおかげで視覚的な刺激もあり、人の役に立つように作られたロボットが反旗を翻すという物語のテーマも相まって、観るのに苦労しない割りに受け取る面白みは大きい。以前なら大々的に宣伝に使われていたようなCG技術をさらっと使っている部分もポイントだ
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