Aerosmithのベストアルバム

レーベルの壁を越えての選曲、そして、新曲もバッチリ入っているという、まさにタイトル通り、究極(アルティメット)の2枚組。1973年発表のデビュー作『Aerosmith/野獣誕生』から30年にも及ぶ彼らの歴史の重みを感じざるを得ないのはもちろん、このオッサンたち、なんでこんなに元気なの? と首を傾げたくなる位に現役感バリバリのうれしいベスト盤である。10代のロックに目覚めたキッズたちにはもちろん、昔ながらのファンにもぜひおすすめしたい

エアロスミスというバンドは21世紀に入る直前辺りに再評価の波がやってきて日本でもハードロックファンのみならず一般的に確固たる地位を確保したような覚えがある。そんなバンドのベストアルバムということで、それまではレンタルのみで済ましていたが購入。映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」も公開されるようなので、改めて聴きなおしてみることにした

とりあえず、リマスタリングが施されているので音量・音圧共に一定なのが嬉しい。楽曲は基本的に時系列に並べられているが、もう王道とすらいえるスタイルをかなり早い段階で確立しているのには驚いた。さすがに初期は当時の風評通りストーンズのフォロワーっぽさが抜けていない。高音のシャウトとギターが奏でる泣きのメロディはもう伝統芸の風格すら漂わせている

個人的にはリアルタイムで聴いた作品という事で「Livin’ On The Edge」「Crazy」「Falling In Love」などのアルバム「Get A Grip」収録曲が好きだ。しかし、エアロスミスとメディアが完全に同調した時期にリリースされた映画「アルマゲドン」主題歌の「I Don’t Want To Miss A Thing」は当時やりすぎ感が漂っていてあまり好きになれなかったが、こうしてベストで聴くとかなりの佳曲。スティーヴン・タイラーの非常に求心力のあるエモーショナルな歌唱は流石としか言いようがない。個人的にはロックから少し距離をとっているのだがそれを踏まえても強い魅力を感じるわけで

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