ハチミツとクローバー
2005年4月14日 漫画
漫画家、羽海野チカが描く青春群像劇
美大生の日常を中心に描く恋愛模様ありの群像劇。モラトリアムの楽しさを十二分に描き出し、そこから社会へ出て行く成長記としても読めるように配慮されている。大学生にありがちな話題は全て網羅し、美術大学という環境の良し悪しは森田とはぐみいうキャラで描いている
森田という荒唐無稽なキャラがスパイスとなり、2つの三角関係を中心に話しは転がる。それぞれの登場人物がそれぞれの恋愛感情を抱き動くことで恋の鞘当てがある。小さなコミュニティを作った際の仲間たちの大学生活の楽しさを描き、その閉じたコミュニティから観た世界が徐々に変貌していく様も描き出している
基本的に、優しさや慈しみの気持ちや恋愛感情を描くという少女漫画の王道ははずしていない。リアリティを度外視した展開や表現も多いが、キャラクターごとに役割を振り分けてあり、主軸となる竹本がステレオタイプな大学生を体現しているため物語はファンタジーの域には踏み込んでいない、と思う。全体的に少々洗練されリアリティのある感情表現が散見されるのもツボ
6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら結構楽しい生活を送る美大生、森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、花本はぐみと出会い……!?
美大生の日常を中心に描く恋愛模様ありの群像劇。モラトリアムの楽しさを十二分に描き出し、そこから社会へ出て行く成長記としても読めるように配慮されている。大学生にありがちな話題は全て網羅し、美術大学という環境の良し悪しは森田とはぐみいうキャラで描いている
森田という荒唐無稽なキャラがスパイスとなり、2つの三角関係を中心に話しは転がる。それぞれの登場人物がそれぞれの恋愛感情を抱き動くことで恋の鞘当てがある。小さなコミュニティを作った際の仲間たちの大学生活の楽しさを描き、その閉じたコミュニティから観た世界が徐々に変貌していく様も描き出している
基本的に、優しさや慈しみの気持ちや恋愛感情を描くという少女漫画の王道ははずしていない。リアリティを度外視した展開や表現も多いが、キャラクターごとに役割を振り分けてあり、主軸となる竹本がステレオタイプな大学生を体現しているため物語はファンタジーの域には踏み込んでいない、と思う。全体的に少々洗練されリアリティのある感情表現が散見されるのもツボ
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