Reality Bites

2005年5月30日 映画
ウィノナ・ライダー主演作品

大学を出てテレビ局に勤めたリレイナは、毎日同じ仕事の繰り返しにうんざり。彼女は自分たち世代を表現したドキュメンタリー制作を夢見ていた。そこへMTV編成局長のマイケルが現れる…。すべてが混合した90年代、その代表的若者世代「ジェネレーションX」を浮き彫りにした秀作だ。過去の世代に反発しながらも、自分たちの答えが見つからない。そんな世代をウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ジャニーン・ギャロファロ、スティーブ・ザーンの4人が見事に演じる。監督兼、自ら少し世代が上のマイケルを演じるのは、これが監督デビュー作となったベン・スティラー。リアリティ・バイツ=現実は厳しいという、若者たちの正直な実感をすくい上げた秀作だ

深夜にBS2で放送されていたので久しぶりに観てみた

ルームシェアをしている4人の男女がつるんで遊びまわったり語り合ったりといった作品。主役のウィノナ・ライダーは上昇志向があり(精神的な)若さ溢れる女性を演じている。同居しているイーサン・ホークは彼女が他の男性と恋愛をしているのを(同居しているがゆえに)目の当たりにすることで彼女への想いに気づきアプローチをする。この2人の恋愛が軸となり、若者特有の価値観をコメディタッチで描いている

今回再び観て感心したのは、若者の価値観を非常に上手く抽出してあるということ。当時の自分にはなんの珍しさもない当たり前にあるものだったので、普通に同時代性を感じ洒落の利いたやりとりや佇まいや生活の楽しげな印象に目を奪われ・・・ようはスタイルだけを観ていたという・・・。現在観ると主人公の時流に踊らされた表現への憧れや自分を過信している部分や現実を観ずに理想を追っている部分などが目に付き自分を省みて恥ずかしさが襲ってくる。イーサン・ホークの弱さと暖かな愛情も今なら共感できる・・・ような気もする

まぁ、ウィノナ・ライダーを魅力的に描くという部分ははずしていないし、実際若かりしウィノナはとても魅力的だと思う。懐かしかったです

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