ばらいろポップ

2005年6月28日 音楽
SINGER SONGERのデビューアルバム

メンバー全員、それぞれのホームがあるのにもかかわらず、ただ5人が音に惹かれ合って、レコーディングされたものを、鮮度が落ちないうちに、パッケージされた、『ばらいろポップ』。。。ほんと、今まで経験したきた事よりも、ただ5人が集まった瞬間の音を素直に伝えて、録れたてのまま、こうしてリスナーに届けられることは、何よりもうれしい限りです。僕らは、昨年12月の中野サンプラザでのデビューライヴの後、1月にレコーディングのためのリハーサルを行う。Coccoはこの時点で、すでに、数多く の楽曲を書き下ろしており、みんなで、このカセットテープを聴きながら、アルバムに収録される候補曲をセレクト。この中には、アルバムでは収録されなかったCoccoによる多数の曲や、リハーサル中に生まれた、佐藤の詞曲書き下ろしの「悲しきベイブ」などもあった。10日間の合宿によるベーシックのレコーディングでは、笑いあり、涙あり、岸田の入院というアクシデントを経て、先行シングルとなった「初花凜々」も生まれた。その後、都内のレコーディングスタジオにて2週間、歌入れや、曲のアレンジ、いろんな楽器のダビング作業を行い、2月の終わりにようやく、このアルバムは完成する。Coccoが歌い、岸田がハモる、ギターをかき鳴らす。佐藤もハモり、ベースをつま弾く。臺の原始なビートと、僕はほとんどふざけながらも、鍵盤に向かい合う。ただそれだけのこと。終わってみれば、曲は喜び、うれしそう。歌詞の内容はこのレヴューには割愛させていただいた。とにかく僕がいろいろ語るよりも、この6月に発売される、「ばらいろポップ」に触れるリスナーが、サウンドと同時にジャケットをひろげてくれることが一番でしょう。ぜひ楽しみにしていて下さい

企画モノのプロジェクトということになるのだろうか。お互いにそれなりの評価を受けファンのついている2つのアーティストが組み、生み出した作品と言うことになる。Coccoはこれが実質上の復帰作ということになるが、休止していた頃に出した音源から推測されるような音になっている。ソロ時代にあった、ハードな歌詞と楽曲と透明感がありメロディアスな歌詞と楽曲という二面性は売りの一つだったが、休止後に発表された音源はどれもこれも透明感のある方向の音だった。その部分を下地にしてくるりがあれこれとアレンジを加え、暖かみを感じある種牧歌的な作品に仕上がっている

個人的には、アレンジや演奏が勝ちすぎて各々のアーティストの持ち味があまり発揮されていないのではないかと思った。Coccoの歌唱も微妙に変わっているような・・・。なんだか無難にまとめられたこの作品は、待ちに待っていただけにがっくりきた。普通にまっさらな気分で各々のアーティストの音源を聴いたことのない人ならクオリティの高い新人アーティストということで気に入るかもしれない。やっぱりCoccoにはソロをやって欲しいなぁ

こちらで試聴できます
http://www.singersonger.com/

<収録曲>
SING A SONG 〜NO MUSIC,NO LIFE〜 Album Edit
ロマンチックモード
雨のララバイ
雨降り星
Home
Millions of Kiss
Come on you
オアシス
Baby,tonight
初花凜々

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索