漫画家、島本和彦の代表作
熱血漫画家・炎尾燃(ほのおもゆる)を主人公に据えたシリーズ第三弾。一応これが現在進行形の作品となる。タイトルに「新」の文字を加えただけ・・・ようは、設定・登場人物などを前作からほとんど踏襲していて、主人公にもなにやら風格のようなものが感じられるような気もする
1ページ目をめくるといきなり「逆境ナイン」の名場面が目に飛び込んでくる。例のシーンを今現在の島本和彦が書き直しているのだ。もちろんそれは物語の内容上必要なもの。この作品は「逆境ナイン」映画化を題材にしていて、撮影の舞台裏を原作者の視点から面白おかしく虚実入り混ぜて描いているのだ。島本和彦自身が撮影に立会い見てきたものを炎尾燃の視点に置き換えギャグ漫画として構成しなおしてある。まぁ、どうしても企画モノという印象がぬぐえないが、「それはそれ、これはこれ」ということでどうか一つ、ということらしい
「逆境ナイン」関連のエピソードは、いわゆる作者紹介的な意味合いがあったようで、物語は後半になるといつもの漫画家の内実を描く方向にシフトする。その辺りの描写は安心して笑える内容になっていて、微妙に変化した炎尾燃の漫画家としてのポジションによって勃発する様々な出来事は相変わらず面白い
以下続刊だが、この巻は「逆境ナイン」のルポモノとして読んだほうが良いかもしれない。微妙に分をわきまえてしまった社会人としての炎尾燃の勇姿が垣間見えます
数ある島本作品の中で、すっかり代表格になった「炎尾燃」シリーズの最新作。今回は映画の原作となった顛末からの話であるが、やや物足りなさと読みにくさが感じられた。(本編の中でキャラにつっこまれているが)後半からのアシスタントに関するテーマのほうが、むしろ島本らしさが出ていたと思う。いずれにしても、読み終わったアトには、なんだかわからないようなやる気が噴き出してくる。これがために島本和彦をやめられないのだッ!男の魂、充電完了だッ!!
熱血漫画家・炎尾燃(ほのおもゆる)を主人公に据えたシリーズ第三弾。一応これが現在進行形の作品となる。タイトルに「新」の文字を加えただけ・・・ようは、設定・登場人物などを前作からほとんど踏襲していて、主人公にもなにやら風格のようなものが感じられるような気もする
1ページ目をめくるといきなり「逆境ナイン」の名場面が目に飛び込んでくる。例のシーンを今現在の島本和彦が書き直しているのだ。もちろんそれは物語の内容上必要なもの。この作品は「逆境ナイン」映画化を題材にしていて、撮影の舞台裏を原作者の視点から面白おかしく虚実入り混ぜて描いているのだ。島本和彦自身が撮影に立会い見てきたものを炎尾燃の視点に置き換えギャグ漫画として構成しなおしてある。まぁ、どうしても企画モノという印象がぬぐえないが、「それはそれ、これはこれ」ということでどうか一つ、ということらしい
「逆境ナイン」関連のエピソードは、いわゆる作者紹介的な意味合いがあったようで、物語は後半になるといつもの漫画家の内実を描く方向にシフトする。その辺りの描写は安心して笑える内容になっていて、微妙に変化した炎尾燃の漫画家としてのポジションによって勃発する様々な出来事は相変わらず面白い
以下続刊だが、この巻は「逆境ナイン」のルポモノとして読んだほうが良いかもしれない。微妙に分をわきまえてしまった社会人としての炎尾燃の勇姿が垣間見えます
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