DEATH NOTE 7
2005年7月17日 漫画
漫画家、小畑健が描くSFサスペンス
現在の少年ジャンプの看板作品。原作者の屁理屈とも言える物語の展開と、あくまで真剣に演出していく作者によって、一部ではギャグ漫画として認識されてしまっている。そう思う読者の気持ちは分からないではないんだが、個人的には一応真面目に作者の意向に沿って読んでいる。ここまで風呂敷を広げる作品も昨今では珍しいので、単純に応援したくなるという・・・
新たなキラは旧キラである夜神月とL(える)によって追い詰められていく。もともと卓越した頭脳を持ち、スリリングなやり取りを繰り広げた“ライバル”である2人が思惑がありつつも手を組んでキラを追い詰めるという展開上、あっさりと勝負は決まる。しかし、キラであった夜神月が記憶をなくす前に周到に張り巡らせた計画は、ついにLを死へ追いやることになる
読んでいると、リアリティをかろうじて保持していた物語がファンタジーへ飛翔したという印象を受ける。言い換えれば、細かく周辺情報や絵柄などでつなぎとめていたリアリティが軸となる物語の(予想範囲内の)トンデモ展開の所為で吹き飛んだというか。予想していたゆえにその展開に対する憤りは無いが、物語が現実離れした普通の“漫画”になってしまったので、物語の中で唱えられる理屈がどうもこちらに届いてこないというか。読者を置き去りにして・・・ようするに共感させるという行為を捨てて、作者たちが想定した結末まで引っ張っていくつもりらしいが、何故か面白さが減退しているような
どんどんとスケールアップしていく内容が、ドラゴンボール的な強さを加算していくことによる飽和状態にかぶってしまうのは気のせいだろうか。軸となる部分がファンタジーである以上、リアリティ=読者が共感できる部分をどこかで出していくことは必要ではないかと思うんだが・・・次巻に期待
デスノートを現在所有するヨツバ・火口を包囲した捜査本部。その時、月は再びデスノートを手にする事ができるのか!? そして、月が監禁前に思い描いていた計画は実現するのか!? 衝撃の事実が待ち受ける……!!
現在の少年ジャンプの看板作品。原作者の屁理屈とも言える物語の展開と、あくまで真剣に演出していく作者によって、一部ではギャグ漫画として認識されてしまっている。そう思う読者の気持ちは分からないではないんだが、個人的には一応真面目に作者の意向に沿って読んでいる。ここまで風呂敷を広げる作品も昨今では珍しいので、単純に応援したくなるという・・・
新たなキラは旧キラである夜神月とL(える)によって追い詰められていく。もともと卓越した頭脳を持ち、スリリングなやり取りを繰り広げた“ライバル”である2人が思惑がありつつも手を組んでキラを追い詰めるという展開上、あっさりと勝負は決まる。しかし、キラであった夜神月が記憶をなくす前に周到に張り巡らせた計画は、ついにLを死へ追いやることになる
読んでいると、リアリティをかろうじて保持していた物語がファンタジーへ飛翔したという印象を受ける。言い換えれば、細かく周辺情報や絵柄などでつなぎとめていたリアリティが軸となる物語の(予想範囲内の)トンデモ展開の所為で吹き飛んだというか。予想していたゆえにその展開に対する憤りは無いが、物語が現実離れした普通の“漫画”になってしまったので、物語の中で唱えられる理屈がどうもこちらに届いてこないというか。読者を置き去りにして・・・ようするに共感させるという行為を捨てて、作者たちが想定した結末まで引っ張っていくつもりらしいが、何故か面白さが減退しているような
どんどんとスケールアップしていく内容が、ドラゴンボール的な強さを加算していくことによる飽和状態にかぶってしまうのは気のせいだろうか。軸となる部分がファンタジーである以上、リアリティ=読者が共感できる部分をどこかで出していくことは必要ではないかと思うんだが・・・次巻に期待
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